かすみがうら参戦!

今日は、春の本番レースであるかすみがうらマラソン(第20回の記念大会)に参戦した。BaronさんとI藤さんと川崎駅で6時20分目安に待ち合わせたが、皆同じ京急大師線で川崎まで向かうので、その電車内で合流。5時30分の段階でぽむんさんから体調不良によりDNSとのメールを受信。私も残念であるが、ぽむんさんご本人はもっと残念だっただろう。ぽむんさんの分まで気合を入れて走ることを決意。
会場最寄り駅の土浦駅に到着したのが8時過ぎ。昨年にも増してランナーの数がはんぱでない。会場までは近距離なのだが、歩道が詰まりなかなか前に進まない。500m程度の距離を20分位かかって歩いて会場に到着。まずはトイレに並んで用をたす(汚くてごめんなさい)。これが思いのほか時間を要し、既にスタート1時間前。プログラムの受け取り、パワージェルを探してブースを見て回ったりしていたら更に時間を要し、Baronさんたちともはぐれ、この時点でスタート40分前(幸いパワージェル販売ブースを見つけ2個ゲット)。荷物預けが混雑することは分かっていたので、速攻で着替えて一目散で荷物預かり所へ。今年は荷物預かり所もスタート地点も変更になっており、流れがよくわからず周りのランナーに合わせて進む。
今年はブロック別のスタートに変更になり、私はBブロックだったので案内に従ってスタート地点に到着したのが15分前だった。
昨日までの寒さとは打って変わって今日は日差しが強い。スタート地点で待機している間も強い日差しにさらされて首筋が暑くてたまらないほど。これは苦戦しそうだと直感。
そして10時ちょうどにスタート。スタートラインまでは1分47秒を要す。その後も前が詰まって自分の目標としているペースからはかなり遅い。しかし、最初から飛ばしていくつもりもないので、流れに任せて脚の調子を確認する。先週は2回ジョグしただけなのでそこそこ脚は軽い。懸念していた気温も日差しの割には低いようで、気持ちよくスタートできた感じだった。5Km通過は25分52秒(スタートロスを除く)。スタート直後の詰まりにより予定ペース(24分50秒〜25分00秒)から約1分遅れている。ここで無理して取り返そうとすると脚を使ってしまうので、次の5Kmは無理のない程度にペースを上げて、少しずつ遅れを取り戻す作戦。
しかし、この時点で早くも一つ目のトラブル発生。胸のゼッケンを留めている留め具が丁度両乳首に当たり、擦れて強い痛みが出てきた。いつもなら乳首にバンドエイドを貼って走るのだが、今日は完全に忘れていた。この先悩まされることを覚悟。途中であまりにも痛いので乳首の位置からずらすためにランシャツを上げたり下げたりしたが全く効果なし。実際ゴールまで痛いままで、ゴール後確認したら出血していた。
5Kmまではスピードも緩かったので、次の5Kmで少しペースを上げて24分38秒でクリア。しかし、この区間でなんか左脚に違和感が出てきた。なんだかよくわからない感覚。前半はアップダウンがそこそこあるので、なかなかリズムがつかみにくい。5Kmまでの調子よさが既に感じられなくなっていた。
10Km〜15Kmまでは、左脚の違和感が徐々に顕著になってきた。原因がよくわからない。考えられるのはシューズとのマッチング。レース用のシューズ(ミズノウェーブエアロ8)は普段の練習ではほとんど履かないので、脚が慣れていないのかもしれない。左脚側がちょっと紐が緩めで足がシューズの中で動いている感覚があった。この区間はランのバランスが悪く序盤でありながらうまく流れに乗っていけない感じ。24分55秒を要し、実際、どんどん抜かれていく一方だった。
更に次の5Kmはブレーキ。この区間はアップダウンがそこそこあり、リズムが更に悪くなった。脚を使ってしまうことを恐れ、上りはスピードを上げず、下りもブレーキをかけ気味のランでとうとう25分11秒を要してしまった。このままずるずる25分台に突入してしまうと3時間30分切りは難しくなってしまう。この時点では日差しがかなり強くなってきており、多分そのせいもあるのだろうが、ちょっと脚が前に出なくなってきた。
21Km過ぎの急勾配の下りを降り折り返す。ここからはゴールまでほぼ平坦だ。そうと思うとなんだか気持ち的に楽になり力が湧いてきた。アップダウンで違和感があった左脚もだんだん気にならなくなってきた。これはラッキー。しかし、ここで一気にスパートするのはまだ早い。30Kmまではどんなに調子が良くてもペースを維持するのが鉄則だ。ここは淡々とペースを刻むことを意識し、20Km〜25Kmは24分56秒でクリア。昨年のこの区間ではもっとしんどかった記憶があったので、少しほっとした気持で走っていた。
ここまでのペースを踏まえてゴールタイムを予測するとネットタイムで3時間30分を切れるか切れないかぎりぎりのところと予想。実際は頭がよく回っておらず細かいところまでは分からない。ちょっと油断したら多分難しくなってしまうだろうということだけを考えていた。
しかし、まだここから17Kmもある。気温も上がってきており日差しは更に厳しくなってきた。ちょっとこのままのペースで行くのは厳しいかもしれないと感じ始める。ただ、幸い脚はまだ今のペースはなんとか維持できそうな状態。これ以上ペースを落としたら30分切りが難しくなるという気持が働き、なんとかペースを維持する。25Km〜30Kmは24分40秒で持ちこたえた。
30Kmを通過すると、あと12Km(いつも走っている大師公園10周分)だという感覚が生じ、気持的に少し楽になった。本当にランは気持ちに左右されるスポーツだとつくづく実感。少し気力が湧いてきた。昨年はこの地点では既にペースダウンしていたが、脚はもう少し行けそうだ。30Kmも過ぎたし、後は自分の脚の趣くまま、行けるだけ行こうと決意。ペースを上げ、30Km〜35kmを24分01秒でクリアした(この区間かなりのランナーを抜けたので気持ちよかった)。
まだ、この時点でも30分を切れるのか否か自分でもよくわからない。実際、ペースを上げた分、ちょっとつらくなってきた。35Km以降、明らかにペースが落ちているのが自分でも分かる。しかし、ここで失速したら、これまで積み上げてきたロング走とLSDの練習は何だったのか、どうしてあそこでもっとがんばれなかったのか、きっとゴール後に後悔するのがぼんやりした自分の頭でも分かる。気持だけは絶対に切らさないことだけ考え、ひたすら脚を前に出す。35Km〜40Kmはかろうじて25分を切り、24分57秒でクリアした。
この時点でもまだ30分が切れるのか予断を許さない状況(この時点では半分あきらめていた)。
40Kmを過ぎると、土浦市中心街に戻ってきて応援も多くなってきた。しかし、情けなくもスピードが全然上がらない。気持だけは前に進んでいるのだが脚が・・。タイムを計算する余裕もなく、とにかくこのまま走り続けてゴールすることだけ考えて競技場に入った。入った瞬間おぼろげにゴール地点の電光掲示板の数字が見える。スタートロスが1分47秒あることだけは頭にインプットしていたので、単純に計算すると、このままゴールすればぎりぎり切れるかどうか。そこから最後のダッシュを試みる(多分周りから見たらダッシュになっていなかったと思うが・・)。
そしてゴール。タイムは3時間29分43秒(自己計測ネットタイム)。かろうじて30分を切れた。
ほっとして、ゴール後の案内「チップをはずして前に進んで参加賞のTシャツをもらってくださ〜い」に従って、チップをはずそうとシューズを見ると、チップなどどこにも付いていない。付けた記憶もない。やってしまった。スタート前、慌てて着替えたこともありチップの装着を完全に失念してしまった。したがって完走証が出るはずもなく、記録も残らず全くトホホな状態。フルのレースでは必ず何かチョンボをやってしまう。昨年のつくばでは、朝食からスタートまで時間が空き過ぎた失敗から、今日は、スタート前にソイジョイを補給するなど、エネルギー補給はうまくいったものの、乳首のバンドエイドといい、チップといい、肝心なところでだめだめな展開で本当に情けない。
次のフルは多分秋のつくばになると思うが、このような失敗は二度と繰り返さないように肝に銘じたい。
レース終了後、BaronさんとI藤さんと土浦駅前の中華でアフター。6日ぶりに飲むアルコールが全身に染み渡った。
4/18のラン フルレース TOTAL 42.2Km 
かすみがうらマラソン(フル)=42.195Km
(42.2Kmとカウント)
      3時間29分43秒(ネットタイム)
0〜 5Km   25分52秒(5分10秒/Km)
5〜10Km   24分38秒(4分56秒/Km)
10〜15Km   24分55秒(4分59秒/Km)
15〜20Km   25分11秒(5分02秒/Km)
20〜25Km   24分56秒(4分59秒/Km)
25〜30Km   24分40秒(4分56秒/Km)
30〜35Km   24分01秒(4分48秒/Km)
35〜40Km  24分57秒(4分59秒/Km)
40〜42.195Km10分33秒(4分48秒/Km)
TOTAL 3時間29分43秒(4分58秒/Km)
今月の走行 150.00km
今年の走行 935.95km