晩鐘

今日は月曜日でランはオフ。
ところで、一昨日の土曜日、駒沢エアロ&ランの後、六本木にある新国立美術館で開催されているオルセー美術館展を観に行きました。
この展覧会で私が絶対観たかったのは、ジャン=フランソワ・ミレーの「晩鐘」という作品。
ミレーは19世紀に活躍したフランスの農民画家です。
私の故郷の山梨にある山梨県立美術館はミレーの作品を数多く所蔵していて、別名ミレー美術館と呼ばれていますが、1977年当時、ミレーの代表作でもある「種をまく人」と「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」を2億円で購入したことが話題になり、当時中学生だった私もミレーに興味を持ちました。
今回、ミレーの作品の中で私が一番好きな「晩鐘」が来日すると知り、ずっと楽しみにしていました。
晩鐘は、夕暮れの中で祈りを捧げる素朴な農民の姿を描いた作品ですが、何とも言えない郷愁や温かさが伝わってきて、以前、晩鐘の大きなジグソーパズルを作って家に飾っていたこともありました。

本物の晩鐘はサイズ的にはそれほど大きな作品ではありませんでした(83.5×111cm)が、ミレーが描いた1859年当時の絵具が載ったカンヴァスに照明の光が反射する光景を観ることができただけでもとてもうれしかった〜。
生きているうちにはもう二度と観ることができないかもしれないよな〜と思って、しっかり目に焼き付けておきましたよ。
奇しくも今年はミレー生誕200周年の年で、10月には、もう一枚の種をまく人を所蔵しているボストン美術館ミレー展が、三菱一号館美術館で開催されることになっているので、こちらも観にいきたいと・・・。
今月も明日で終わり。
明日走って300Kmに到達させよう!
9/29のラン オフ
今月のラン 290.96Km
今年のラン 1699.27km